Perlというプログラミング言語その物を作り出したLarry Wallが著者に名を連ねているPerlの原典中の原典。
ただし、プログラミング言語の解説書としては結構クセが強いので、いきなりこれ一冊でPerlを学ぼうとするのは無理があるかも。導入部第1章のかっ飛ばしっぷりはある程度コーディング経験が有っても、なかなか追いつけないほど(いきなりpackageの話が出てきて、面食らったなぁ)。
ただ、第1章はやはり必読。ここだけ独立した書籍にしてもいいくらい全てのエッセンスが詰まっている重要な内容。
簡単なことは簡単なコード、複雑な事には複雑なコードでという大原則や、自然言語とプログラミング言語を並べつつ単数(スカラー)と複数(配列/ハッシュ)や、コンテキストの解説に流れていくあたりが普通のプログラミング言語の解説書と一味違うところ。あとは、Perlという言語は厳格に書きたければ書けるし、ルーズに書こうと思えば書けるというあたりも凄く好きなくだり。
よくPerlを知るということはLarry Wallという人を知る事だ、と言われる事が多いけど、まさにプログラマが現場からの必要性に応じて作り上げた言語というのがPerlという言語の本質ですね。
有名なプログラマーの3大美徳も出てきます(無精、短気、傲慢) し、単なる言語規約の解説だけでなく、Perlというプログラミング言語を形作っている背景みたいな事が読めるところがいいですね。元々言語に付属するリファレンスマニュアルもかなり詳細ですが、それはそれとしてこの本を読む事で違った一面が見れると思います。
難点はPerl v5.6をベースに書かれているので、v5.10もリリースされて数年経つ今、さすがに情報が古くなり始めている事と、日本語版2分冊を揃えるとかなり高額になる事でしょうか
日本語版は2分冊です。でも1冊目さえ有ればたいがいの事は大丈夫です。
プログラミングPerl〈VOLUME1〉Larry Wall

プログラミングPerl〈VOLUME2〉
Larry Wall

こちらは原著の英語版です。英語特有の言い回しが多いので、やはり英語版がお勧めですね。
Programming Perl

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