「Perlをソースコードからインストールする(基本編)」では、全てデフォルトの設定でPerlをインストールする方法を説明しましたが、使用する環境によっては多少のカスタマイズが必要になる場合が有ります。ここでは主なカスタマイズ方法を説明します。
インストール設定のカスタマイズ
インストール先ディレクトリの指定
マルチスレッド機能を有効にする
組み込み機能を有効にする
デフォルト設定でインストールする時は、下記の様にコマンドをタイプしました。このコマンドの結果膨大な標準設定が行われ、その結果が表示されます。
$ sh Configure -de
引数の"-de"を省略すると、全ての設定を一つ一つ質問され、答える対話モードとなります。あまりに膨大な質問なのでお勧めできませんが一度実行してみるのも良いでしょう。
なお、引数を"-des"としても同じ様に全てデフォルト設定となりますが、画面に表示される情報がある程度省略されます。通常は"-des"を指定すると良いでしょう。
デフォルトではインストール先ディレクトリとして"/usr/local/bin"が自動的に指定されます。しかし、特定のユーザーディレクトリへインストールしたい場合や、マシンの管理ルール上"/usr"ディレクトリ配下にインストールできないといった事情が有る場合、別のディレクトリをインストール先に指定する事が出来ます。
インストール先を指定する場合は、Configureの引数に「-Dprefix」を指定して下さい。「-Dprefix=/some/directory」の様な形式でインストール先を指定できます。
インストール先として"/opt/local"ディレクトリ配下へインストールする時は以下の様にタイプします。
$ sh Configure -Dprefix=/opt/local -des
後ろに"-des"を指定しているので、ディレクトリ指定以外は全てデフォルトの設定が使われます。
Perlではマルチスレッド機能が使えますが、デフォルトでは有効になっていません。有効にするためには以下の通りタイプします。なお、他の引数も重ねて指定する事が出来ます。
$ sh Configure -Dusethreads -des
Perlではapache等の他のプログラムの組み込み機能の一部として実行する機能が有ります。具体的にはmod_perlを利用する時には組み込み機能を有効にする必要が有ります。組み込み機能を有効にするためには以下の通りタイプします。
$ sh Configure -Dusemultiplicity -des
その他にも様々な設定を変更する事が出来ますが、Mac OS X Snow Leopard上で普通にPerlを使うのであればこの程度の変更くらいでしょう(デフォルトで64bit版でビルドされるし)。その他の変更方法はソースコードに同梱されているINSTALLというファイルを参照して下さい。

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