このページではPerlのインストール方法について解説します。
Mac OS Xを始めとするUnixや、Ubuntu、Debian、FedoraといったLinuxディストリビューションでは最初からPerlがインストールされていて、すぐに使える状態になっています。しかし、インストールされているバージョンが古いことが有ったり、CPAN経由のモジュールインストールがOSのパッケージ管理システムと不整合を起こす事が有ったりと学習用の環境に使うにはお勧めできません。学習用にはやはり好きにカスタマイズしてもOSの挙動に一切影響を与えない様な環境が理想です。
また、当然ですがWindows 7やWindows Server 2008といったWindows系OSではPerlは付属していないので、自分でインストールする必要が有ります。
本サイトの内容は執筆時点最新安定版のPerl 5.12.2で検証しています。そのため、UnixやLinuxディストリビューション、Windows系OSへPerl 5.12.2をインストールする手順をMac OS X Snow Leopard(10.6)、Ubuntu 10.10、Windows 7の3環境を例に解説します。
Mac OS X Snow LeopardへのPerlのインストール
Unix系OSの代表としてMac OS X Snow LeopardへPerlをインストールする方法を解説します。
Perlを自分でビルドしてインストールするには劉康民さんがリリースしたperlbrewというコマンドを使うのがお勧めです。
perlbrewコマンドは、任意のディレクトリ(デフォルトではホームディレクトリ)に複数のバージョンのPerlをインストールし、自由に使用するバージョンを切り替えられるツールです。
全てホームディレクトリ配下(~/perl5/perlbrew)にインストールできるため、管理者権限も不要ですし、環境を壊してもディレクトリ毎削除してしまえばOSの環境を壊す事も有りません(図1参照)。
図1 - perlbrewコマンドによるPerlのインストール先(クリックすると大きな画像が開きます)
perlbrew自体もPerlで書かれているので、使用するためには予めPerl 5.8.0以降がインストールされている必要が有ります。またPerlをソースコードからビルドしてインストールする様になっているため、gccやmakeといったコマンドも必要です。Mac OS X Snow Leopardでは、いずれもOSのインストールディスクだけで準備することができます。
Xcodeのインストール
perlbrewのインストール
perlbrewコマンドの初期設定
Perlのインストール
Mac OS X Snow Leopardは、インストールすれば最初からPerl 5.10.0がインストールされるようになっています。なので、perlbrewを使うために追加でPerlをインストールする必要は有りません。また、gccやmakeといったコマンドはOSのインストールディスクに収録されているXcodeという開発環境をインストールする際に同時にインストールされる様になっています。
Xcodeのインストール方法は以下の記事を参照して下さい。
リンク[Perl To The People - Xcodeのインストール]
perlbrewはインターネット経由でダウンロードして使います。「ターミナル」を立ち上げ、コマンドを、
$ curl -LO http://xrl.us/perlbrew⏎
$ chmod +x perlbrew⏎
$ ./perlbrew install⏎という順番で投入すればインストール完了です。
perlbrewコマンドが「/Users/{ユーザ名}/perl5/perlbrew/bin/perlbrew」としてインストールされます。
perlbrewコマンドを使うためには初期設定が必要になります。初期設定は「ターミナル」より、コマンドを、
$ /Users/{ユーザ名}/perl5/perlbrew/bin/perlbrew init⏎と、投入します。
続けて画面に出てくる指示通りにパスの設定を変更します。Mac OS X Snow Leopardは標準でshellとしてbashを使用しますので、perlbrewが用意してくれたbashrcを読み込む様に設定します。
あとはテキストエディタを立ち上げ、.bashrcに以下の1行を追加して下さい(当然ユーザー名は適宜お使いの環境に合わせて修正して下さい)。
source /Users/{ユーザ名}/perl5/perlbrew/etc/bashrcなお、Mac OS X Snow Leopardでは.bashrcや、それを読み込む.bash_profileはデフォルトでは作成されていないので、ファイルが無い場合は下記の手順で作成した方が簡単でしょう。
$ echo 'source .bashrc' >> $HOME/.bash_profile⏎
$ echo 'source /Users/{ユーザ名}/perl5/perlbrew/etc/bashrc' >> $HOME/.bashrc⏎
.bash_profileの修正が終わったら、
$ source .bash_profile⏎を忘れずに実行して、パスの修正を環境変数へ反映して下さい。
perlbrewコマンドの準備が終わったら、Perlのインストールを行います。ターミナルより、
$ perlbrew install perl-5.12.2⏎
$ perlbrew switch perl-5.12.2⏎
とコマンドを投入します。自動的にソースコードがダウンロードされ、コンパイル/インストールが完了します。
結果は、
$ perl -v⏎
This is perl 5, version 12, subversion 2 (v5.12.2) built for darwin-2level
Copyright 1987-2010, Larry Wallと、確認できます。
ただし、perlbrewは認証付proxyに対応していないので、企業等で認証付proxy経由でないと外部に接続できない環境の場合は上手く動作しません。その様な場合は、手動でソースコードからビルドする事となります。
Ubuntu 10.10へのPerlのインストール
執筆中 - perlbrewを使ったインストール方法を解説予定。
Windows 7へのPerlのインストール
執筆中 - ActivePerlを使ったインストール方法を解説予定。
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2010/10/23更新
perlのバージョンアップに伴う記述修正。

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